観光需要分散のための地域観光資源のコンテンツ化促進事業

インバウンド向け観光コンテンツ造成・情報発信・販路開拓を総合支援するための補助金について徹底解説

【令和8年度】観光需要分散のための地域観光資源コンテンツ化促進事業|補助金申請完全ガイド
令和8年度 観光庁補助金【二次公募】

観光需要分散のための
地域観光資源の
コンテンツ化促進事業

インバウンド向け観光コンテンツ造成・情報発信・販路開拓を総合支援する補助金の全情報

最大
4,200万円
品質向上型の最大補助対象
460件 想定採択件数(全類型合計)
6月18日 令和8年 二次公募締切(12時)
【二次公募】申請受付期間:令和8年5月29日(金)13時 〜 6月18日(木)12時【締切厳守】

※一次公募(4月2日締切)は終了しています。二次公募の詳細は本事業サイトにてご確認ください。締切時刻までに提出が完了するよう、余裕を持って申請してください。

二次公募に向けた事業説明会:令和8年5月22日(金)13:00〜14:15(オンライン・Zoom)

参加を希望する方は事前に参加登録が必要です。本事業サイト(juyobunsan.go.jp)の申込フォームよりご登録ください。

Aこの記事を読む前に——株式会社Animatoより

「インバウンドを呼び込みたいけれど、どこから手をつければいいかわからない」「地域の魅力をコンテンツにしたいが、費用が心配」——そんな方にぜひ知っていただきたいのが、この補助金です。

観光庁が実施する「観光需要分散のための地域観光資源コンテンツ化促進事業」は、インバウンド向けの観光コンテンツ造成・情報発信・販路開拓にかかる費用を国が補助してくれる事業です。最大4,200万円(品質向上型)の補助を受けられるうえ、SNS運用・動画制作・OTA掲載費なども対象になるなど、使い勝手の良さが特徴です。

対象は地方公共団体・DMO・観光協会・民間企業と幅広く、観光コンテンツの造成経験がない事業者でも申請できる「新創出型」が用意されています。地域の食文化を活かしたい方向けの「ガストロノミー型」、すでにコンテンツを持っていてさらに高単価化を目指したい方向けの「品質向上型」など、自社の状況に合わせて選べる3つの類型があります。

ただし、この補助金にはいくつか重要なルールがあります。補助金の交付決定が下りる前に発注・契約・支出を行うと、全額補助対象外になってしまいます。また、事業期間内に販売実績を作るなど具体的な成果が求められるため、申請前からしっかりとした計画を立てることがとても大切です。

この記事では、補助金の内容・申請要件・対象経費・スケジュールをわかりやすく整理しています。ぜひ最後までお読みいただき、申請のご検討にお役立てください。ご不明な点は、認定支援機関である株式会社Animatoにお気軽にご相談ください。

A

株式会社 Animato(認定支援機関)

補助金申請支援・事業計画策定・インバウンド観光コンテンツ開発のご相談を承っています。

1事業の目的と概要

本事業は、観光による経済効果を全国に波及させ、インバウンドの需要分散に資する観光コンテンツの供給を促進することを目的に、観光庁が実施する補助事業です。

地方公共団体・DMO・民間企業等が取り組む、多様な地域資源を活用した観光コンテンツの造成・情報発信・販路開拓等を総合的に支援します。特に、高単価なインバウンド向けコンテンツやガストロノミー分野のコンテンツ造成を重点支援します。

この補助金が目指すもの 観光需要の特定地域・特定時期への集中(オーバーツーリズム)を解消し、地方への誘客による観光消費の拡大と持続的な地域活性化を実現することを目指しています。

23つの補助類型

本事業では3つの類型から1つを選択して申請します。同一内容を複数類型に申請することはできません。

① 新創出型
想定採択件数:350〜400件程度

地域資源を活用したアイディアをもとに、インバウンド向け観光コンテンツを新たに造成しようとする事業。観光コンテンツ造成の経験は問いません。

【区分】区分1(造成〜販売)、区分2(造成〜販路基盤整備)、区分3(継続事業)

400万円まで定額/超過分は事業費2,100万円まで1/2補助
最低事業費:600万円
② 分野特化型(ガストロノミー)
想定採択件数:10件程度

ガストロノミーツーリズム分野でインバウンド向け観光コンテンツを造成する事業。食文化・食材・食の体験を核とした先進的なコンテンツが対象です。

連携体制に「飲食サービス提供機能」と「体験商品の提供機能」を持つ地域事業者が必要。

400万円まで定額/超過分は事業費2,500万円まで1/2補助
最低事業費:600万円
③ 品質向上型
想定採択件数:100件程度

既存の観光コンテンツを改善し、より高単価なインバウンド向けコンテンツの供給を目指す事業。販売実績のある既存コンテンツを持つ事業者が対象です。

旅行業者・DMC・ランドオペレーター等の参画が必要。

800万円まで定額/超過分は事業費4,200万円まで1/2補助
最低事業費:1,200万円

3申請資格・要件

共通の応募資格(全類型共通)

以下の要件をすべて満たす必要があります

  • 地方公共団体、DMO、観光協会、民間企業等であること(法人格を有しない団体は別途4要件を満たすこと)
  • 事業実施の体制がとられており、責任者が配置されていること
  • 地域の関係者を含む連携先すべてについて、役割分担が明確となっていること
  • 自己負担額の担保方法が決められていること
  • 本事業期間終了後の事業継続を前提とした体制であること
法人格を有しない団体の場合、①定款に類する規約等の保有、②意思決定・執行組織の確立、③独自の会計組織、④活動の拠点となる事務所の保有、の4要件すべてが必要です。

品質向上型の追加要件

品質向上型のみに必要な追加要件

  • 旅行業者が実施体制に参画していること
  • 市場ニーズ・適正価格等のノウハウを持つDMCやランドオペレーター等が実施体制に参画していること
  • 本事業で改善を行う観光コンテンツのベースとなる既存コンテンツの販売実績があること(国内旅行客向け可)

ガストロノミー型の追加要件

分野特化型(ガストロノミー)のみに必要な追加要件

  • 連携体制内に、地域内での「飲食サービス提供機能」を持つ事業者を含むこと
  • 連携体制内に、「体験商品の提供機能」を持つ事業者を含むこと

補助要件(交付を受けるために事業期間内に達成すべき要件)

区分1・区分3(共通)の必須要件:

  • 観光コンテンツタリフまたはOTA向け掲載情報票を作成・提出すること
  • 販売を想定した運営体制と販路基盤の整備を完了すること
  • 造成した観光コンテンツを販売し、観光客が購入できる状態とすること(販売実績報告書の作成も必須)
  • SNS等を活用してデジタル上に観光コンテンツの情報を掲載すること

区分2の必須要件:

  • 観光コンテンツタリフまたはOTA向け掲載情報票を作成・提出すること
  • 販売を想定した運営体制と販路基盤の整備を完了すること

品質向上型の必須要件:

  • 観光コンテンツタリフまたはOTA向け掲載情報票を作成・提出すること
  • 販売を想定した運営体制と販路基盤の整備を完了すること
  • インバウンド向けにデジタル上へ観光コンテンツの情報を掲載すること
  • インバウンド向けの販売実績をつくること
事業期間内に補助要件を満たせなかった場合は、補助金の交付を受けられないことがあります。期間内の達成を計画的に進めてください。

4補助額・対象経費

補助額(類型別)

新創出型・ガストロノミー型

400万円まで定額補助
400万円超〜2,100万円(新創出型)/2,500万円(ガストロノミー)の部分:1/2補助

品質向上型

800万円まで定額補助
800万円超〜4,200万円の部分:1/2補助

補助対象経費の3区分

すべての類型において、補助対象経費は以下の3区分に分類されます。なお、区分2および品質向上型では、①の経費を事業費の50%以上とする必要があります。

① 観光資源を活用した観光コンテンツの造成に係る経費

  • 観光コンテンツ・旅行商品等の企画開発
  • ワークショップ・協議会等の開催、観光戦略の策定
  • 専門家からの意見聴取
  • ガイドの確保・育成(育成プログラム設計・実践的研修等)
  • 観光コンテンツに付随したイベントの実施
  • 地域事業者等に対するセミナーの開催
  • モニターツアーの開催
  • 効果測定に必要な調査

② 販路基盤整備・情報発信に係る経費

  • SNS投稿運用・広告・分析等に係る経費
  • 写真・ショート動画等、情報発信用素材の作成
  • 自社サイト作成やAI検索を想定したコンテンツ改善等の情報発信ツール費用
  • 各種メディアを利用した情報発信費用
  • ファムトリップ・インフルエンサーの招聘
  • 商談会への出展に係る旅費(真に必要と認める内容に限る)
  • OTA掲載・宿泊施設での販売・DMCへの営業など、販路開拓に係る経費

③ 備品の購入・設備の導入に係る経費

  • 観光コンテンツの造成等に必要な備品の購入・設備の導入
  • 予約管理システムの構築・整備等(省力化・省人化・利便性向上に資するもの)
  • ※真に必要不可欠で事業終了後の自立的な事業継続に必要なものに限る

5補助対象外の経費

以下の経費は補助の対象となりません。申請前に必ず確認してください。

補助対象外経費(共通)

  • 本事業に直接関係のない経費
  • 交付決定前に発生した経費(補助金交付決定前の発注・契約・支出は全て対象外)
  • 完了実績報告書の提出以降に支払われる経費
  • 新たな観光コンテンツの造成を伴わないイベント開催の運営経費
  • 運営に係る人件費・旅費、家賃・保証金・敷金・仲介手数料・光熱水費・通信料等の経常的な経費
  • 常勤職員の賃金・通勤費等の人件費
  • 旅行者が受益する景品の購入・割引に係る経費
  • 補助対象事業者の会食費・弁当代等の飲食費
  • 資金調達に必要となった利子
  • モニターツアー参加者の実施場所への旅費
  • 工事費(観光コンテンツの実施に必要と認められる備品設置工事等を除く)
他の補助事業で対象となっていた経費でも、本事業では対象外になる場合があります。また、国が助成する他の制度と重複する事業は補助対象外です。

6申請スケジュール

スケジュール 内容
STEP 1
令和8年5月29日(金)13時〜
6月18日(木)12時
応募申請(電子申請)/二次公募
本事業サイトの申請ページより提出。締切厳守。
※一次公募(2月27日〜4月2日)は終了
STEP 2
令和8年5月下旬
採択通知
外部有識者を含む選定委員会での審査後、結果を通知。
STEP 3
令和8年6月上旬
交付申請に関する資料の提出
事業計画書・費用積算書・交付申請書等を提出。原則2者以上の見積書が必要。
STEP 4
令和8年6月中旬〜7月目途
補助金交付決定
交付決定通知書受領後に事業開始が可能。決定前の発注・契約・支出は対象外。
STEP 5
補助金交付決定後〜
令和9年2月26日(金)
事業の実施
月次進捗報告書・中間報告書・最終報告書等を提出。専門家による伴走支援あり。
STEP 6
令和9年2月26日(金)まで
完了実績報告書・精算書類の提出
全精算書類の審査完了後に完了実績報告書を提出。余裕を持った作成を。
STEP 7
令和9年2月27日(土)以降
書類保管
補助事業に関する帳簿・証拠書類を令和14年3月31日まで5年間保存が必要。

7申請手続き・提出書類

申請はすべて電子申請で行います。本事業サイト(https://juyobunsan.go.jp/)の申請ページより提出してください。事前に事業者登録が必要です。

【二次公募】受付期間:令和8年5月29日(金)13:00 〜 6月18日(木)12:00

1
事業計画書(様式1)

Webフォーム上にて直接入力して提出

2
費用積算書(様式2)

Webフォーム上にて直接入力。各経費につき原則2者以上の見積書を取得のうえ安価な方を採用

3
事業実施スケジュール(様式3)

Webフォーム上にて直接入力して提出

4
事業概要(様式4)

PowerPoint形式で作成し申請ページに提出

5
連携先の同意書(様式5)

PDF形式で提出。連携先の押印または文書番号が必要

6
プレゼン動画(2分以内、MP4形式)

実施主体の代表者または担当者が映る動画。解像度1080P以下・容量500MB以内。スマートフォン撮影可。

7
直近過去3年分の財務諸表及び事業報告書

地方公共団体は提出不要。法人格を有しない団体は同等内容の書類で代替可

8
観光コンテンツタリフ等(品質向上型のみ)

既存コンテンツのタリフ・年間販売実績管理表・販売実績が確認できるサイトのキャプチャー等

申請後の確認事項 申請後24時間以内に事務局から受付確認メールが届きます。届かない場合は申請が完了していない可能性があるため、事務局に連絡してください。

8審査の観点(採択基準)

選定委員会が以下の観点から総合的に評価します。申請書類作成時の参考にしてください。

新創出型・ガストロノミー型の審査観点

  • 観光地域づくりへの寄与:地域の産業・関係者・事業者を巻き込んだ取組であること。域内調達率が高く経済波及効果が高いこと
  • 新規性:これまで活用できていなかった地域資源の新規活用、または既存資源への新たな価値付加
  • 地域独自性:地域ならではの自然・歴史・文化・暮らし等を踏まえた独自性(他地域との差別化)
  • 具体性・計画性:目標・達成方法・事業費内訳が具体的。マーケットインの発想でターゲット層を明確に設定
  • 実施体制・持続性:地域に根ざした事業者による継続的な販売体制が構築されていること
  • 収益性:販売価格・コスト管理・販路が具体的に計画され、自走できうること(採算度外視は原則不可)

品質向上型の審査観点

  • 特別性:地域の伝統工芸品・地場産品等のモノ消費と特別な体験を組み合わせた高付加価値商品であること
  • 品質向上の妥当性・適切性:既存コンテンツの課題を分析し、高付加価値化に直結する品質向上の取組を明確に特定していること
  • 具体性・計画性実施体制・持続性収益性(新創出型に準じる)

加点要素(すべての類型)

以下の要素があると加点されます

  • 省力化・省人化の取組(業務標準化・AIチャット導入による顧客対応等)
  • 持続可能な観光地域づくりへの貢献(「持続可能な観光」に係る国際基準への準拠等)
  • クールジャパン戦略会議が選定する「コンテンツ地方創生拠点」での取組(新創出型・品質向上型)
  • 広域連携DMOが策定する広域連携観光戦略に基づく取組(新創出型・品質向上型)

9重要注意事項

必ず守ること
  • 補助金交付決定後に事業を開始する
  • 完了実績報告書を令和9年2月26日までに提出する
  • 精算書類に2者以上の見積書を用意する
  • 帳簿・証拠書類を5年間保存する(令和14年3月31日まで)
  • 内容変更時は事前に変更交付申請書を提出する
やってはいけないこと
  • 交付決定前に発注・契約・支出を行う
  • 申請書類に虚偽の記載をする
  • 他の国の補助制度と重複申請する
  • 補助対象外経費を計上する
  • 処分制限財産を無断で処分・譲渡する
補助金の不正受給が行われた場合、交付決定の取消・返還命令・5年以下の懲役または100万円以下の罰金に処せられる場合があります。また、返還時には年10.95%の加算金が課されます。
消費税の取扱いについて 原則として補助対象経費には消費税額を含めません。ただし、免税事業者・簡易課税事業者・地方公共団体等は消費税を含めて申請できます。

10補助金申請のご相談

認定支援機関

株式会社 Animato

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