IT導入補助金は、毎年人気の補助金制度です。2024年度は2月16日より申請受付が開始されており、すでに申請を検討している企業・個人事業主も多いのではないでしょうか。特に今回は、昨年からスタートしたインボイス制度に対応した補助枠が昨年度よりも充実して展開されています。
IT導入補助金の5つのメリットとは?
メリット① 購入リスクがない
IT導入補助金は、採択される前に購入した費用は対象外となるため、補助金の交付決定後にITツールを購入します。申請した事業者は、採択後に購入手続きを行うことになり、「購入したのに補助金が下りない」というリスクを回避できます。ただし、補助金が還付されるのは、原則として導入実績の報告から1〜2ヶ月後となるため、導入・支払に際しては、還付時期を考慮して計画を立てることが大事です。
※交付決定の通知を受ける前に発注・契約・支払などを行った場合は、補助金を受けられません。
メリット② 原則として返済不要
IT導入補助金は、事業計画に則って採択されます。導入後の事業実績報告を適正に行っていれば、原則として返済の必要はありません。実績報告は、補助金を受けた事業者が単独で行うのではなく、事業完了後にIT導入支援事業者と一緒に作成するため安心です。事業期間中や補助金交付後に、不正行為や情報漏洩などの疑いがあった場合は、補助金の返還を求められます。
メリット③ 採択されるまで何度でも&過去採択された場合でも申請可能
IT導入補助金に申請して不採択になった場合、同年度内なら何度でも再申請が可能です。毎年1年を通じて複数の申請期間が設定されています。過去に採択の実績がある場合も、交付決定日から12ヵ月以上経過していれば当該年度のIT導入補助金を申請が可能です。
メリット④ 少ない投資額でも申請できる
IT導入補助金には補助額の下限設定がないものや、設定されていても少額から補助されるため、気軽に補助金申請ができるようになっています。
メリット⑤ 採択率が高く申請が通りやすい
IT導入補助金は、他の補助金と比較すると、比較的に採択率が高くなっています。
IT導入補助金を使用できる、汎用的なITツールとは?
・営業・顧客管理
CRM(顧客管理システム)・SFA(営業支援システム)・MA(マーケティングオートメーション)・カスタマーサポートツール・メタバース…など
・会計・経理関係
会計ソフト・経費精算システム・電子帳簿保存システム・請求書発行システム…など
・生産管理
生産管理システム・在庫管理システム・製品情報管理システム・購買管理システム・品質管理システム・物流管理システム…など
・人事・労務管理
給与計算システム・勤怠管理システム・採用管理システム・人事管理システム・健康経営支援システム…など
・社員研修ツール
eラーニングシステム
・業務効率化
RPA(業務自動化)
【特定の業種で活用するITツール】
電子カルテ・3次元CAD・土木積算システム・工事原価作成ツール・車両管理システム…など
補助率は?
IT導入補助金2024では、申請枠によって補助率が異なっています。申請金額の2分の1~5分の4など、申請枠によって異なっていますので、詳細は、下記にてご確認下さい!
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